この日誌を書いているときは、大雪や気温の低い日が続いている2月上旬から中旬にかけての日本全体が冷え切っている時期です。
この時期、我が社で販売している(OEM含め)商品にウレタンを詰めるマット系の物が数多くあるのですが、とにかく生地が冷えて硬くなったり、ウレタンとの相性が悪かったりと大変入れづらい作業になります。
その中でも使用されることの多いチップウレタン(ウレタンの端材を細かく粉砕後、接着剤を調合して型に入れて蒸気で押し固めたリサイクルスポンジのことです。密度によって硬さも違います。)を入れる作業が、手、指の水分を奪って、ちょっと大変に…かなりカサカサになります。そのほかウレタンのカスが静電気でくっついてこれがまた表皮にくっついたりして作業の邪魔をします。
ちょっと大変な作業ですが、これもカバーにフィットさせ、中でウレタンが遊ばないようにさせないと見た目は悪いし、機能性も良くないのでということできちんと収めるようにしています。どれだけすんなりと梱包できるようにと、担当する人はいろいろと工夫をしながら作業していることか。(ビニールで滑らせるように入れたり、台の上でたたいたりなど)
今まで書いたように作業は大変ですが、逆にこれが売れない商品になるとせっかく頑張って梱包したのにという思いもおきてしまうのも事実です。やはり自分たちが梱包に携わった商品が売れないのはあまり喜ばしいことではないので、より多く市場に出回ってほしいと思います。
ちなみに我が社で扱っていて、よくウレタン入れする商品はベットマットや自動車販売店などにあるキッズコーナーなど色々あります。そういう世の中に出回った商品に偶然出会ったりするとちょっとうれしくもなります。
同じ縫製品でも服やバックとは違いますから。 |