弊社「Ergotex」シリーズは、人間工学に基づいた設計と多くの検証を重ねて誕生した製品です。
今回はサポートクッションβをはじめとした「Ergotex」シリーズの開発過程の一部をご紹介します。
まず最初は当然のごとく試作から始めていきますが、初めから最終品のような形をしているわけではありません。
まずは大学研究室監修の基本構造・デザインを踏襲して試作を開始しますが、
最初は生地やスポンジ等を貼り合せただけのハリボテ状態で、とても量産品からは想像もできない姿形をしています。
次に試作を実際に使用し、効果や使い勝手などを検証していきます。
これは日常的に使用してみなければ細かい所までわかりませんので、
毎日の通勤は勿論、出張の時やプライベートのドライブでも常にシートに取付け、
様々な情報を収集していきます。
この検証作業は社長はじめ社員皆でモニターを行い、意見を収集します。
そのようなアナログ的な作業を大学研究室と共同で繰り返す過程で、
形状・素材の見直しや機能とデザインの調和を図っていきます。
そして、「これだ!」と納得できるまで仕様を突き詰めた後に初めて量産化へ移行します。
検証期間を含めかなりの開発期間となりますが、人間の体に触れるものであると共に
車のシートに切実な悩みを持つお客様の声があるからこそ、
このように地道な開発過程の積み重ねが必要になります。
今後もこのようなこだわりの製品をお届けしていきたいと考えております。 |