某大手アパレルメーカーのシームレスダウンを見てきました。
自動車業界で言えば電気自動車の時代が来た!!と同じようにガソリンのエンジンを生産してきた業者はこれからどうする?という窮地に追い込まれていくのではないかと興味津津でしたが、今のところダウンを仕切る所だけシームレスにしているようでした。ミシンで糸を継いで製品にしていく私たちのような縫製業からすると糸を使わない!ミシンも要らない!となると設備から仕様に至るまで今までの常識を覆した考え方が必要になってきます。
確かにダウンウェアで考えると、ミシンの針穴から羽毛が飛び出してくることがありましたよね!それがシームレスだとあり得ないことになります。またその針穴から雨が染み込んだり、風が入り込んだりすることもないという一石何丁になるのだろうというすぐれ物です。
まだまだ縫製という需要があると思っていた私にとっては時代の変化にきちんとアンテナを向けていないと乗り遅れてしまうぞ!という危機感を持たざるを得ない瞬間でした。今後の縫製業の行く末と自動車業界の変革に注目していかなければと感じました。 |