今回は縫製工場ソーアップの主力工場である米沢工場の一部を紹介します。
L字型平屋の米沢工場は縫製室と裁断・ウェルダー・シルク印刷のエリアが分かれたカタチ。(株)ソーアップとは別会社になっていて、工場の社長自らミシンを始め何でもこなします。
1.縫製室
薄物用から10mm以上ある積層材料用、パターンミシンなど様々な工業用ミシンが揃っています。
2.自動裁断機
正式には積層式自動裁断機、別名CAD-CAM裁断機などと呼ばれます。
CADで設計した裁断形状を極力ロス(余白)のないように裁断してくれます。裁断時に生地同士が摩擦で溶着してしまう材料の場合は手裁断を行います。
3.ウェルダー(溶着)室
ある程度の水密・気密が必要な場合は縫製ではなく塩ビなどの素材をウェルダー機で溶着して作ります。
溶着型が必要になりますので高付加価値商品や数の出る商品に適します。
4.シルク印刷室
こちらも印刷版が必要になります。
A3サイズまでであれば工場内で製版ができます。
印刷作業のほかに製版・調色・乾燥・版や道具の清掃・保管などにも時間が掛かりますので数量が少ないと割高感が出てしまうのが難点。。
多色印刷の場合は色数分の版が必要になります。
建物は古いプレハブ造りですが(社長の趣味で)頻繁に最新の生産設備も導入されており、昨日できなかったコトが今日はできる、なかなか楽しい縫製工場になっています。 |