衣替えの季節 2024.06.05

6月に入って暖かい日が多くなり、衣替えの季節となりました。 学生服や私服を過ごしやすい夏服に替える時期ですが、そもそも衣替えという習わしが始まったのは平安時代からとのことです。 平安時代、中国より伝わった習わしでかつては「更衣」と呼ばれていましたが更衣という呼び名が女官に役職名で用いられるようになり衣替えという呼び名に変わっていきました。 江戸時代には着物の種類が増えて4回、衣替えをするようになり、明治時代から洋服が取り入れられたことで再び、2回に戻りました。 学校や一般家庭で衣替えが根付いたのも明治時代からとのことです。 以来、現在に至るまで衣替えの文化が続いており、もはや習慣として根付いています。 数十世紀前の文化が現在まで伝わっていることを考えると衣替えの文化以外にも、私たちが何の気なしに行っていることが実は他国から伝わったものだったり、何千年も前から続いているものがあるのではと思いました。 こういった面から日本の歴史的風景を知ることも面白いなと感じたので今後も気になった風習・文化の歴史を知っていきたいです。 Text/Takahashi